日常シュレッダー

吉井和哉ファンの専業主婦の日記ブログ。

映画「希望の国」 と JAPANの別冊イエローモンキー

 10月28日の日曜日 園子温監督の「希望の国」という映画を観てきた。
 隣町のいつものシネコンでは やってなかったので
 今回は 梅田スカイビルにある梅田シネリーブルへ…
 
 映画館では グッときても滅多に涙しない私だけど
 今回 ちょっとテンション下がり気味で観たせいか(しかも雨の日だったし)
 内容がかなりヘビーだったせいか ぐっときてこらえるのが大変でした
 
 「希望の国」監督園子温
 希望の国
 ↑チラシからして もうちょっとドキっ…
 
 大地震の被害を受けた家族の姿を描いてるのですが 主に原発がテーマになっています。
 震災の影響で散り散りになりながらも、3組の男女が貫いたそれぞれの愛を綴っていて
 老夫婦をベテランの夏八木勲と大谷直子が演じています。
 
 あらすじ…  泰彦(夏八木勲)と妻・智恵子(大谷直子)は酪農を営みながら、
 息子夫婦(村上淳、神楽坂恵)と一緒に慎ましくも満たされた暮らしをしていた。
 そんなある日、大地震が村を襲う。
 泰彦の家は避難区域に指定されたが、長く住んだ家を離れることができない。
 葛藤(かっとう)の日々を送る中、息子の妻いずみの妊娠が発覚。
 二人は子どもを守るためにあることを決意する…

 園子温さんは あの大好きなドラマ「時効警察」シリーズでお馴染み
 でも映画は「ヒミズ」を観たのみで 今回で2作品め。
 映画は あの東北の地震のあと またあらたな原発の町を地震が襲ったという設定になっています。
 あの地震の時 遠く離れた関西の私には見えてこなかったような細かい事が描かれていて
 頭の中ではわかってたつもりなのに はっとさせられました。
 希望の国 ポスター
 希望の国 ぽすたー

 
 黄色いテープ1本で分けられた避難区域とそうでない地区。
 お隣の家は避難しなくてはいけないのに うちは大丈夫なのか そう叫ぶシーン。
 そのテープ1本の差で避難区域に入らなかった泰彦(夏八木勲)の家も
 泰彦が若いふたりの未来を案じ 息子夫婦を避難させる。
 その避難した町で息子の嫁いずみ(神楽坂恵)が妊娠。
 放射能から我が子を守るために 極端に放射能を恐れるようになったいずみの徹底的な暮らしが始まる。
 防護服を着ての外出 家の目張り スーパーでの食品チェツク等々
 そして向けられる 周囲の奇異な目。
 お前らだって ついこの前までマスクをしたり水に気を遣ったりしてただろ!
 ダンナの洋一(村上淳)は叫ぶ。
 目に見えない恐怖に
 避難区域から離れてるし もう大丈夫だと思い込もうとしているような町の人たち。
 その中での異端者を 切り取ろうとするような冷たい視線。
 それは もう忘れてしまいたい過去の事なのか…
 
 あれっ? 見た事あると思ったら この息子・洋一役の村上淳さんって 
 確か イエローモンキーが出てた高橋栄樹監督の映画「Trancemission」で
 松戸の役をされてたっけ
 
 久々に見た 泰彦役の夏八木勲さんの演技がすごく良くて…
 強くて重くて一本筋が通ってる。
 その傍らにいつも寄り添う妻・智恵子(大谷直子)
 智恵子はちょっと認知症が出てきてるようで なんとなくぼんやりしてるのですが
 そんなふんわりとした純真な役を大谷直子さんがこれまた好演!
 ラストあたり 汚染が広がりとうとう泰彦の家も避難区域に。
 妻とふたり住み慣れた家に留まり続ける泰彦に 強制的に避難させられる時が近づいていた。
 牛舎に行き 自分の牛を自らの手で射殺したあと
 自分と妻の命を絶つシーンがあるのですが
 この時の キスシーンが美しくそしてたまらなく悲しい。
 ここ! ここで ぐーーっときちゃったんだよぉ
 お隣のカップル お姉さんもグズグズ 号泣?!
                    

 息子の洋一達は もっと遠くに逃げて 妻いずみも防護服なしでいられるように。
 そんな平和な暮らしを手に入れたふたりだったが
 ある日持ち歩いている放射能の測定器が鳴り ここにもまた見えない恐怖が。
 洋一は 妻・いずみに言う
 「大丈夫だよな」
 妻は 夫を抱きしめて言う
 「愛があるから 大丈夫!」
 「なんとかなる」と。

 そのあと 早々に避難区域に指定され避難した若いカップル・ミツルとヨーコが映る。
 避難所生活をしながら 津波にのまれた町に住んでいた彼女の家族をふたりで捜しているカップルだ。
 ある日 いつものように家族を探し波にのまれた町にやってきたふたりは 幼い男の子と女の子に会う。
 どうしたの? 
 探し物をしてるんです。 小さい時によく聴いていたビートルズのレコードなんです。
 じゃぁ 一緒に探してあげる 一歩~二歩~三歩♪ ヨーコが飛ぶようにがれきの上を歩く。
 すると 子供が言う
 今の日本人には 一歩二歩三歩はおこがましい
 こうやって 一歩 一歩 一歩…
 小さな足で しっかりと一歩ずつ踏みしめていく。
 
 なぁ あいつらいくつだよ? 小さい時によく聴いたって……?
 振り返ったミツルとヨーコの前に あの幼い二人の姿はなく
 ただただ波にのまれ何もかも無くなった町が続いていた。
 おーい 何度も叫ぶヨーコの声が虚しく消えていく。

 その ミツルとヨーコが歩いているシーン
 結婚の約束をし ヨーコは家族捜しを諦めた。
 一歩 一歩 一歩…
 
 声に出して しっかりと地を踏み 何かを確認するように
 大事に歩いていく。
 一歩 一歩 一歩…

 ここで映画は終わり 
 希望の国というタイトルが大きく映し出されエンディングに。
 「希望の国」
 これほど タイトルに 希望という漢字に
 ハッとさせられ胸に響いた映画はなかったように思う。

 はぁー 辛い映画だな 悲しい映画だなぁ…
 感動はしなかった。いい映画だとも思わなかった。
 でも 観てよかったと思った。
 
 この小さな国のどこへ行っても もう放射能の恐怖から逃げられない。
 大谷直子の台詞で「手も足ももがれてしまったようだな…」という言葉が
 胸に刺さります。
 
 まだ 希望はあるのか…
 愛だけを頼りに 始まる何かがあるのか…
 あまりにも 儚すぎて信じられないけど
 それでも 虫が光に向かっていくように 植物が太陽を求めるように
 人間は 希望を求め 少しでも明るい場所に歩いていくのだろうか。
 混沌としたリアル。
 でも その先を確かめてみたくなるようなラストだった。
 
 


 そして、今日「JAPAN」12月号発売日!
 お目当ては 別冊 THE YELLOW MONKEY
 表紙は あの写真↓
 JAPAN 別冊1

 ページ数は30ページちょい。
 内容は 過去のROCKIN'ON JAPAN の記事(1995年10月号)
 アルバム「FOUR SEASONS」を語る吉井さんと
 ヒーセ、エマ、アニーが語るイエローモンキーヒストリー。
 懐かしくも楽しく読ませていただきました
 
 写真もいろいろ
 JAPAN 別冊2

                       JAPAN 別冊3

 気がつけばもう10月もあとわずか
 そろそろ イエローモンキーのロビンから吉井和哉に戻んなきゃ。
 11月には いよいよツアー 吉井和哉.HEARTS TOUR 2012が始まる
 思えば長い一年でした…
 いろんなことがありました。 気持ちも あっちこっちいったりきたり(^^ゞ
 願わくは
 今年最後の思い出は 
 心に飾れるようなものになって欲しいなぁ
 
 
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プロフィール

みけ

Author:みけ
 なんだかんだありました。
 それでも 
 吉井和哉が常備薬?…
 
 主婦してます…
 どうぞ よろしく。

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